木材の力学的減衰におよぼす温度の影響 : 1MHzでのパルス透過法による測定

HANDLE Web Site オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • Effect of temperature on mechanical damping of wood : measurement by pulse transmission method at 1 MHz
  • 木材の力学的減衰におよぼす温度の影響--1MHzでのパルス透過去による測定
  • モクザイ ノ リキガクテキ ゲンスイ ニ オヨボス オンド ノ エイキョウ 1

この論文をさがす

抄録

ブナ材を実験材料として、濃度を-50~+100℃の範囲で変化させたとき、1MHzの周波数のもとで、木材の力学的減衰におよぼす水分の影響について検討を行った。木材の力学的減衰の極大が、-10~-20℃の低温側に認められる。また、全乾から含水率約6%に至るまで、力学的減衰の極大値の温度の位置はほとんど変化しないが、含水率約6%以上で、含水率の増加とともに、その位置は低温側へ移動する。これは、木材への水分の吸着の機構と密接に関係するものと考えられる。

収録刊行物

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ