Structural Basis of an ERAD Pathway Mediated by the ER-Resident Protein Disulfide Reductase ERdj5
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抄録
京都産業大学、九州大学、京都大学、大阪大学の研究グループ(代表:京都産業大学総合生命科学部 永田 和宏 教授;九州大学高等研究院(生体防御医学研究所) 稲葉謙次 特別准教授)は、ほ乳類細胞の小胞体中で誤って生じたタンパク質ジスルフィド結合を切断し、不良品タンパク質の分解除去を促進する酵素ERdj5の高分解能結晶構造解析と分子機構の解明に成功しました。高等生物細胞の小胞体タンパク質の分解に関わる因子の全長構造を決定したのは、今回が世界で初めての例になります。これにより、我々ほ乳類の細胞におけるタンパク質品質管理の仕組みの一端が解明されました。アルツハイマー病、パーキンソン病などの神経変性疾患は細胞内で蓄積した不良品タンパク質が一因となって発症すると考えられており、本研究成果によりこれら疾病の分子レベルでの成因解明が期待されます。(九州大学プレスリリースより)
収録刊行物
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- Molecular Cell
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Molecular Cell 41 (4), 432-444, 2011-02-18
Elsevier
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050298532705062912
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- NII論文ID
- 120003836694
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- NII書誌ID
- AA1119005X
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- HANDLE
- 2324/19148
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- ISSN
- 10972765
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- 本文言語コード
- en
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- Crossref
- CiNii Articles
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