対米サービス貿易拡大要因の構造分析 : グラフィカルモデリングによる諸変数の相互関係探索

HANDLE Web Site オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • What expanded U.S. imports of services? : Graphical modeling analysis of personal network and income level
  • タイベイ サービス ボウエキ カクダイ ヨウイン ノ コウゾウ ブンセキ : グラフィカルモデリング ニ ヨル ショ ヘンスウ ノ ソウゴ カンケイ タンサク

この論文をさがす

抄録

本稿では、所得水準、ITネットワーク環境、人的交流、共通言語(英語)といった対米サービス貿易拡大の諸要因について、それらが相互にどう関係しあっているか、グラフィカルモデリング(GM)の手法を用いて変数間の構造分析を行った。その結果、第1に、対米サービス貿易に直接的な影響があるのは、1人当たり国民所得とH-1Bビザ取得者数であること、第2に、低所得国ほど米国のH-1Bビザ取得による人的交流が盛んであり、それが対米サービス輸出の拡大をもたらす経路があること、第3に、ITネットワーク環境は所得水準やビザ取得の経路を通じて間接的に対米サービス貿易に影響していることが明らかとなった。

収録刊行物

  • InfoCom REVIEW

    InfoCom REVIEW 67 34-43, 2016-07-29

    情報通信総合研究所

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ