書誌事項
- タイトル別名
-
- What Factors Influence the Assessment of Speaking Interactions in Elementary School Foreign Language Education?
この論文をさがす
抄録
本稿は,小学校外国語科における話すこと(やり取り)のパフォーマンステストにおいて,採点者が重視する評価の観点や根拠を明らかにするものである。国立大学教育学部に所属する大学生71名を対象に,児童のパフォーマンスを再現したインタビューのビデオを,総合評価および「文法の正確さ」,「発音の正確さ」,「流暢さ」,「ジェスチャー」,「アイコンタクト」,「声の大きさ」の6つの観点別に評価してもらい重回帰分析によって分析した。結果,決定係数は.53であり,6つの要因で総合評価の半分程度を説明できることが明らかになった。また,標準化偏回帰係数の値から,「文法の正確さ」,「アイコンタクト」,「流暢さ」の順で評価に影響していることが明らかになった。非言語的要因である「アイコンタクト」が評価の大きな要因であることは,話すこと(やり取り)の能力を測定するための評価方法としての妥当性に疑問を残す結果となった。
収録刊行物
-
- 弘前大学教育学部紀要
-
弘前大学教育学部紀要 130 51-58, 2023-10-27
弘前大学教育学部
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1050299008187681024
-
- NII書誌ID
- AN00211590
-
- HANDLE
- 10129/0002000188
-
- ISSN
- 04391713
-
- 本文言語コード
- ja
-
- 資料種別
- departmental bulletin paper
-
- データソース種別
-
- IRDB