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- 千手, 崇史
- 近畿大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Why Has the Inspector of Execution of Operation on Japanese Companies Act Gradually Been Becoming Less and Less Used ? -A Chronicle of Law Revisions and "Invisible" Changes on Purposes/Positinoning of the Systems-
- ナゼ ニホン ノ カブシキ ガイシャ ニ オケル ギョウム ザイサン ケンサヤク ワ アマリ リヨウ サレナク ナッテ イル ノ カ? : セイド ノ ヘンセン ト セイド シュシ ・ イチズケ ノ ミエザル ヘンカ
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説明
[概要]日本の「業務財産検査役」の制度は,株主の請求に基づいて弁護士等の専門家が裁判所の決定によって公正中立の立場で取締役の不正の調査に当たる制度である。本制度は,会社情報漏洩の危険が少ないという非常に大きなメリットがあるにも関わらず現在はあまり利用されていない。その根本的な原因を探るため,本稿は業務財産検査役の制度が創設された明治23年商法まで遡り,法制度の変遷と裁判例,学説を詳しく検討するものである。その過程で,明文規定や判例の背後に隠れて見えない制度趣旨や位置づけの変化を掬い取り,明らかにすることを心掛けた。研究の結果本稿は,検査役が利用されなくなった原因は主にその性質と他の関連する法制度の改正によるものであるとの結論に至った。
収録刊行物
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- 商経学叢
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商経学叢 70 (3), 91-170, 2023-12-31
近畿大学商経学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050299008187768832
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- NII書誌ID
- AN10437975
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- NDL書誌ID
- 033286116
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- ISSN
- 04502825
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL