1920 ~ 21 年における山梨県の小作争議について  ―豊富村と七里村の例で―

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タイトル別名
  • On two Tenant Farmers’ Disputes against Landowners of Yamanashi Prefecture in 1920-21
  • 1920~21ネン ニ オケル ヤマナシケン ノ コサク ソウギ ニ ツイテ : トヨトミムラ ト ナナ サトムラ ノ レイ デ

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抄録

本稿は本誌の本巻第1号に続いて1920年恐慌後に生じた山梨県での小作争議の状況を知るべく,史料的に詳細に確認できるものとして山梨県の豊富村と七里 村で生じた小作争議に関して,取り上げて詳解していくものである.両者はともに第一次世界大戦での好況で小作料が引き上げられたが,その後に生じた1920年の経済恐慌とその後の不況下の苦境によって,小作料の減免要求を地主に対して行なったものである.この当時は小作人の考え方・意識が以前と違ってかなり 変化していて,地主との対立構造も激化してきた.これらの詳細を詳解したものである.

収録刊行物

  • 経済学季報

    経済学季報 73 (3), 61-88, 2023-12-08

    立正大学経済学会

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