大学生活への期待と実態に関する調査 ― 大学1年生から3年生を対象として ―

書誌事項

タイトル別名
  • Study of Expectations and Actual Conditions of College Life ― for 1st to 3rd year college students ―

この論文をさがす

抄録

本研究の目的は,大学生活への期待と実態に関するアンケート調査を行い,学年に伴う変化を明らかにすることであった。本学の1年生から3年生を対象にWebアンケートを実施し,988名から有効回答を得た。調査内容は健康度・休養の実態,大学生活への期待尺度および自己形成意識尺度の計61項目であった。下位尺度ごとに平均値を求め,一元配置分散分析を用いて学年による差を検定した。本研究の結果から,学年が上がるにつれて『休養』の尺度が低下した一方,集団や対人関係へ適応することが読み取れた。大学生活への期待尺度では,『友人関係』と『学業』で1年生から2年生でやや低下し,3年生で再び高まる傾向が認められた。自己形成意識尺度では,『可能性追求』と『努力主義』ともに学年が上がると低下する傾向であったが,全体的に先行研究に比べて高値であった。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ