コロナ禍における保育者・教員養成課程女子短期大学生の 抑うつ感から見た精神的健康度の現状と課題

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タイトル別名
  • コロナ カ ニ オケル ホイクシャ ・ キョウイン ヨウセイ カテイ ジョシ タンキ ダイガクセイ ノ ヨクウツ カン カラ ミタ セイシンテキ ケンコウド ノ ゲンジョウ ト カダイ
  • The Present Situation and Problems of Mental Health from Viewpoint of Depressed Mood on Women’s Junior College Students Majoring in Childhood Education under the COVID-19 Pandemic

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抄録

2020年3月以降,新型コロナウイルス感染症の影響により,日常生活が大きく変化した.感染予防のため対面で人と接する機会が減り,若者のメンタルヘルスへの影響も多数の研究で報告されている.本研究においては,保育者・教員養成課程女子短期大学生のコロナ禍3年間(X-2~ X 年)の抑うつ感の比較を行った.その結果,高校在学中からコロナ禍を経験しているX 年度の学生は他の年度より抑うつ感が高いことが示された.またX 年度の1年生は前期のうちにX-1年,X-2年より多くの退学者および休学者が出たが,そのうち,抑うつ感得点が高い者は少なく,境界域群の方が多かった.さらに退学,休学に至った学生の半数程は,調査実施前に欠席が増え,調査に参加していなかった.これらのことから今後,効果的な学生支援に繋げるためには,調査実施時期や学生を多面的にアセスメントできる調査内容の検討が必要であると考えられた.

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