音楽の正体,あるいはその根底にあるもの(後)-2022 年度公開講座報告-

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  • The Original Function of Music, or What Lies at the Root of It(II):A Report of an Open Lecture of the 2022 Academic Year

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抄録

type:Article

本稿は,筆者が講師を務めた公開講座「音楽の正体を探る─“学校音楽"のはるか彼方─」の報告(後編)である。音響の根底に「間」という原理が働いていることを理論的に解き明かした前編に続き,後編では様々な事例と活動を通してそれを実証する。取り上げたトピックは「グルーヴ感」「ズラし」「ノリ」「準備の間」「繋ぎの間」「余韻の間」「共演者との間(あいだ)」「聴き手との間(あいだ),あるいは一体感」,以上である。最後に,受講者全員で小型打楽器とピアノによる合奏に取り組み,「間」が音楽行為の至るところで働き,それこそが私たちが生きることの充実を保証する音楽の正体であることを確認する。

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