内観変法とその効果に関する研究の現状と課題―国内外の実証研究に関するスコーピングレビュー―

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  • Current Status and Issues in Research on Variant Method Naikan and Its Effectiveness:A Scoping Review of Empirical Studies in Japan and Other Countries

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抄録

内観療法は医療現場だけでなく,様々な領域で用いられている。その際,集中内観(内観原法)ではなく内観変法として応用されることがある。本研究は今後,それぞれの領域にあった内観変法が用いられるために,現在どのような内観変法に関する研究が行われているかについて明らかにすることを目的として,日本語論文と英語論文を対象にスコーピングレビューを実施した。その結果,日本語の文献(11 件)からは近年の内観変法・集中内観の研究はパーソナリティの変化よりも,症状や苦痛の変化がアウトカムとして注目されていること,非臨床群の研究では対象者の分類や除外基準がないことが多いこと,ランダム化群間比較デザインが少ないことが見出された。英語の文献(2 件)からは,内観変法に関する英語の論文は少ないことが明らかになった。

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