立命館キャンパスアジア・プログラム生はどのようにマルチリンガルに育ったのか : 移動キャンパス2年目終了後の自己評価にもとづく言語能力・言語使用状況

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タイトル別名
  • How Have the Campus Asia Program Students Become Multilingual? : Self-Assessments of Their Language Proficiency and Use After the Second Round of the Moving Campus
  • リツメイカン キャンパス アジア プログラム セイ ハ ドノヨウニ マルチリンガル ニ ソダッタ ノカ イドウ キャンパス 2ネンメ シュウリョウゴ ノ ジコ ヒョウカ ニ モトヅク ゲンゴ ノウリョク ゲンゴ シヨウ ジョウキョウ

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研究論文

本稿は、日本・中国・韓国の学生が互いの国を移動してともに学ぶ立命館大学の「キャンパスアジア・プログラム」において、参加学生の言語能力の自己評価と言語使用状況を調べたものである。調査対象は2017 年度と2018 年度の全プログラムに参加した学生で、日本人14 名、中国人20 名、韓国人13 名の計47 名である。言語能力の自己評価については、日本人学生の中国先回り組は中国語・韓国語ともに中級以上の力をつけ、韓国先回り組は、韓国語は中級に達したが中国語は初級にとどまった。中国人学生は日本語・韓国語ともに中級以上の高いレベルを示した。韓国人学生は両言語ともおおむね中級以上を示したが、日本先回り組では中国語をやや低く評価する学生がいた。言語使用に関しては、提携国の大学では滞在先の言語を使う傾向にあったが、日本人の韓国先回り組と韓国人の日本先回り組では一部の学生の中国滞在時の中国語使用率が低いことが確認された。

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