「原子力に関するオープンフォーラム」の試み

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タイトル別名
  • Feasibility study of "Open Forum on Nuclear Issues"
  • ゲンシリョク ニカンスル オープン フォーラム ノ ココロミ

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抄録

第2 部 コミュニケーションデザイン論集

論文・実践報告

本研究の目的は、「科学技術に関する公平な対話の場とは何か」という問いを、実践を通じて模索し続けることにある。本稿で紹介する「原子力に関するオープンフォーラム」は、高レベル放射性廃棄物処分問題をテーマとして、異なる意見を持つ専門家同士が対話する試みである。オープンフォーラムは、既往のリスクコミュニケーション手法やコンセンサス会議手法を基に設計されているが、その大きな特徴は、この種の実践研究を通じて、手法そのものを開発していく部分にある。本稿では、どのように公平な対話の場を設計・運営したのか、そしてその対話の場が参加者にどのように評価されたのかについて紹介する。その上で、この種の対話の場の公平性を構成する5つの要素、(1)発言機会の均等性、(2)手続きとしての公平性、(3)ファシリテーションの公平性、(4)ファシリテーターの姿勢、(5)対話の質について述べる。

収録刊行物

  • Communication-Design

    Communication-Design 2 113-132, 2009-03

    コミュニケーションデザイン・センター

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