アスペクトと敬語 : 岐阜県高山方言の場合

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タイトル別名
  • Aspect and Honorifics in Takayama Dialect of Gifu Prefecture
  • アスペクト ト ケイゴ ギフケン タカヤマ ホウゲン ノ バアイ

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抄録

岐阜県高山方言には、「シヨル」と「シトル」という有標のアスペクト形式があり、西日本に広く分布する<進行>と<結果>を異なる形式で表現するアスペクト体系をもつ北限の方言であると位置付けられる。これに対応して、「ござる」という敬語形式を文法化させて「ショゴザル<進行>」と「シテゴザル<結果>」という敬語のアスペクト体系がある。さらに共通語的な言い方として意識されている「シテミエル」という敬語形式が存在する。他の西日本諸方言と同様に、「シテ形式+存在動詞」のシトル形式、およびシテミエル形式の方が優勢になりつつある。

収録刊行物

  • 阪大日本語研究

    阪大日本語研究 15 1-12, 2003-03

    大阪大学大学院文学研究科日本語学講座

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