本態性高血圧症に対する塩酸ジルチアゼムの有用性および安全性の再評価
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軽症?中等症の高血圧症60例に対してdiltiazem hydrochloride (Herbesser(R)) 1日180 mgを投与して,降圧効果および安全性を検討した.1)投与2週目から安定した降圧効果が得られ,60歳未満と60歳以上でその効果発現に差はなく,69例で高い降圧率が確認された.2)副作用は血管拡張作用によると考えられる頭痛が主体であり,重篤なものはなく,臨床検査値にも異常を認めず,比較的安全に使用し得た.3) PQ間隔延長,心拍数の減少は問題となるものではなかったが,有意な変化であり,本剤の治療に際して一応念頭に置く必要がある.4)心電図および胸部X-Pの所見から,本剤による心肥大軽減効果の存在が示唆される
Journal
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- Progress in Medicine
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Progress in Medicine 10 (10), 2651-2662, 1990-10-01
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1050299771255617664
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- NII Article ID
- 120001143575
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- ISSN
- 02873648
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- Text Lang
- ja
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- Article Type
- journal article
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- Data Source
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- IRDB
- CiNii Articles