沖縄語久米島泊・謝名堂方言の名詞の格

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タイトル別名
  • オキナワゴ クメトウ ハク ・ シャメイドウ ホウゲン ノ メイシ ノ カク
  • Case Marking in Kumejima Tomari-Janadō Okinawan

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抄録

本稿では、現地調査の結果に基づき、沖縄語久米島泊・謝名堂方言の名詞の格形式の記述を試みた。属格には、3 つの形式が用いられ、その使い分けは、名詞の有生性によると考えられる。また、katʃi、Ngati、ni、nakai、nikai の5 つの格形式の意味用法の共通点と相違点を記述している。場所格には、joːti、Ndʒi、Ndzoːti の3 つの形式がある。Ndʒi とNdzoːti は、話し手から離れている場所をしめしている。なお、Ndzoːti は、1 人称の主語のばあいに使用できず、動作進行をあらわしている述語としか共起できない。

収録刊行物

  • 南島文化

    南島文化 (46), 1-23, 2024-03

    沖縄国際大学南島文化研究所

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