北海道名寄市の冬季スポーツ振興を通じた「スポーツによるまちづくり」への試み ~市職員・カーリング関係者へのインタビュー調査から~
抄録
2022年3月,我が国では「第3期スポーツ基本計画」が策定され,同計画において「全国各地で特色ある『スポーツによる地方創生,まちづくり』の取組を創出させ,スポーツを活用した地域の社会課題の解決を促進すること」が明記された.本稿では同計画の文脈を踏まえ,北海道の上川総合振興局に属し,農業を基幹産業とする人口25,000あまりの名寄市における「スポーツによるまちづくり」に焦点を当てる.名寄市ではノルディックスキーをはじめする冬季スポーツ合宿の誘致や,元オリンピック選手を「特別参与」とするなどの特徴的な施策,仕組みづくりを実施している.また,ここ数年はWCF(世界カーリング連盟)主催の世界大会等へカーリング選手を輩出している地域の1つでもある. 本稿は,北海道の農村である名寄市における「ハード・ソフト面の整備などを含め,行政による施策,環境づくりをどのように行っているのか」という点について問うものである.そこで,本稿の目的は,名寄市の冬季スポーツを中心とした「スポーツによるまちづくり戦略」を市役所職員,ならびにカーリング協会へのインタビュー調査によって検証することである.そこから,今後の冬季スポーツの振興や,選手強化に向けた糸口を掴むことが目的である.
収録刊行物
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- 育英館大学紀要
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育英館大学紀要 1 (2), 75-88, 2024-03-31
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050299826884257792
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- ISSN
- 27586650
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB