フェルディナント・グリムの生涯と仕事について
書誌事項
- タイトル別名
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- Ferdinand Grimm’s Life and Works
抄録
フェルディナント・グリム (1788-1845) は19世紀ドイツ語圏における民間伝承研究の嚆矢とされる「グリム兄弟」(ヤーコプ・グリムとヴィルヘルム・グリム)の弟であるが、「グリム兄弟」の陰に隠れてその業績は知られていない。本稿では日本において無名と言えるその人物像と生涯について記述した上で、民間伝承に関わるフェルディナントの仕事について整理する。フェルディナントは初め兄たちの協力者として『子どもと家庭のメルヒェン集』(1812-57) や『ドイツ伝説集』(1816/1818) のために民間伝承を蒐集し、後には自ら『ドイツ及び諸外国の民間伝説とメルヒェン』(1820)『ドイツの民間伝説』(1838) を刊行した。また没後には遺稿を基に『山城と山のメルヒェン』(1846) が刊行された。フェルディナントの伝説・メルヒェン集は19世紀前半の学界内外における伝承の扱われ方を明らかにするために、そして「グリム兄弟」、特にヴィルヘルム・グリムの仕事との比較対象として有用である。
収録刊行物
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- 年報Promis
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年報Promis 2 (1), 65-81, 2024-03-31
神戸大学国際文化学研究推進インスティテュート
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050299981544708992
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- ISSN
- 27586634
- 27586626
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- HANDLE
- 20.500.14094/0100489202
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB