人工ふ化サクラマス稚魚の河川放流に関する研究-4報.目名川とその支流における分散と定着についての観察-1971~1972年の結果

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尻別川支流目名川に放流された人工孵化サクラマス稚魚の分散と定着の過程に関する観察を1971年と1972年に行った.放流稚魚の分散,生息密度については前年に得られた知見(文献番号25-1, 25-2)とほぼ同じだった.稚魚の放流時刻とその分散範囲の間には関連のあることが示唆された.先住優位とみられる現象は両年の調査で再び認められ,大きな淵や瀬がなく水量が少ない上流部では定着率の差としてあらわれ,順位性の発現するような下流寄りの大きな淵や瀬のあるところでは成長の差としてあらわれた.

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