静岡市駿河区沿岸に生育する アカモクの成熟に伴う粘質多糖およびフコキサンチン含有量の変化

書誌事項

タイトル別名
  • Changes in mucilage polysaccharide and fucoxanthin contents with the maturation of Sargassum horneri growing along the coast of Suruga-ku, Shizuoka City
  • シズオカシ スルガク エンガン ニ セイイク スル アカモク ノ セイジュク ニ トモナウ ネンシツ タトウ オヨビ フコキサンチン ガンユウリョウ ノ ヘンカ

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説明

静岡市南部に位置する駿河区石部および用宗地区の地先に設置された消波ブロック帯には,アカモクが多量に繁茂している。これらの食品原料としての利用価値を検討するため,各成熟時期の粗フコイダン,アルギン酸およびフコキサンチン含有量を測定した。アルギン酸含有量は成熟と共に減少し,粗フコイダン含有量は成熟に伴い増加した。特に生殖器床では,いずれの成熟段階でも高い値を示した。総フコキサンチン含有量は,成熟に伴って減少する傾向があった。以上から,同地区沿岸に産するアカモクは,粗フコイダン含有量が高く,またアルギン酸およびフコキサンチンも他の地域と同様に含まれていることが明らかになった。

収録刊行物

  • 水産技術

    水産技術 15 (2), 21-24, 2023-01

    水産研究・教育機構

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