卒後5年目を迎えた看護職の看護観とその影響要因 : 看護基礎教育からの変遷
書誌事項
- タイトル別名
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- Nursing view and factors influencing them among nurses in their fifth year of post-graduation: Transition from basic nursing education
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抄録
A短期大学を卒業した元学生7名を対象に、卒後5年目の看護観およびその影響要因と、看護基礎教育から看護観がどのように変遷しているかを明らかにするために、調査研究を行った。自由記述による郵送自記式質問紙調査とし、得られた回答すべてを分析の対象としたところ、看護観として【安全・安心・安楽な生活を支える】、【患者・家族の思いに寄り添う】、【臨床判断から異常の早期発見、病気の予防につなげる】の3つのカテゴリーが形成された。また、看護観への影響要因としては、【看護実践の積み重ね】、【自分の看護を肯定できる経験】、【看護基礎教育の影響】、【多様な人間関係】の4カテゴリーが形成された。卒後5年目の看護観では、【看護基礎教育の影響】を基盤にし、【看護実践の積み重ね】をすることで、学生時代には抽出されなかった【臨床判断から異常の早期発見、病気の予防につなげる】という看護観が新たに形成された。
収録刊行物
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- 朝日大学保健医療学部看護学科紀要
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朝日大学保健医療学部看護学科紀要 (10), 24-33, 2024-03
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050300091959880704
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- NII書誌ID
- AA12721887
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- ISSN
- 21891788
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB