幼児期のマーチングバンド活動の意義に関する言説の考察 : 保育園・幼稚園・認定こども園ホームページの記述の分析を通して

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  • An Examination of the Discourse on the Significance of Marching Band Activities in Early Childhood : Through the Analysis of Descriptions on the Websites of Nursery Schools, Kindergartens, and Certified Children Centers (Kodomo-en)

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抄録

本研究は、マーチングバンド活動を行なっている保育園・幼稚園・認定こども園のホームページの記述を収集・分析し、幼児に直接指導を行なっている園が、マーチングバンド活動にどのような意義を見出しているのかを明らかにすることを目的とする。日本各地の31園のホームページ記述の分析から、園がマーチングバンド活動に見出す意義には、以下の9つの傾向があることが明らかになった。A: 音楽技術の向上、B: 音楽を楽しむ、楽器に親しむ、C: 感性・情操・創造性の育成、D: 音楽と身体の接続、E: 体力の向上、F: 社会性・協調性の育成、G: 集中・努力・達成、H: 知的能力の向上、I: 発表機会。考察では、これらの意義の関係性を示すとともに、ほとんどの意義の傾向が「保育所保育指針」等(2018年施行) に定められた「健康」「人間関係」「表現」の領域の記載に対応関係があることを指摘した。

identifier:http://repo.kyoto-wu.ac.jp/dspace/handle/11173/3879

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