オンライン実習用のトウガラシ果実を用いたデジタル観察教材の開発

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  • オンライン ジッシュウヨウ ノ トウガラシ カジツ オ モチイタ デジタル カンサツ キョウザイ ノ カイハツ

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新型コロナウイルス感染症の拡大により,大学の閉鎖から講義の多くがオンライン教育へ変更された。しかし,生物の組織や細胞を学ぶ実習の場合,限られた組織の部位を特定の拡大率で示した顕微鏡写真を用いたオンライン教材では,学習者が自由に様々な角度から観察する実習と同等の学習効果を得ることは難しい。本研究では,オンラインでの果実形態学実習を想定し,トウガラシの果実を用いて果実の外観から拡大し続けると横断面へ,さらにはパラフィン切片画像へ切り替わるデジタル観察教材を開発した。開発した仕組みでは,果実や切片の観察したい場所を自由に拡大することを可能した。使用感を評価するために学生によるオンラインでの使用体験とアンケートを実施した。その結果,開発した教材は,画像のスムーズな切り替えに対する課題が指摘されたものの,形態を理解する補助的な資料として一定の評価を得た。

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