学校における「トイレの拒否現象」とその心理的原因に関する実証的研究

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近頃、テレビや、新聞で学校のトイレに関するニュースや新聞記事を見かけることが多くなった。生徒が学校のトイレを嫌い、あまり利用しないということが、社会問題にまでなっているというのである。生徒達の意見としては、「学校のトイレは汚い、臭い、暗い。」「だから嫌いだ。」「利用したくない。」ということである。そしてこのような意見を受け、全国で学校トイレの改装への取り組みが、異様とも言えるほどの高まりを見せている。それは、これらの物理的問題を解決すれば、生徒達が学校トイレを利用することになるというような認識が一般的だからである。しかし、本当にそうであろうか。物理的な問題を整備すれば、生徒達がトイレを利用しないという問題は全くなくなるのであろうか。このような疑問に対して答えるために、以下に述べる3つの研究(聞き取り調査、予備調査と本研究)を行った。聞き取り調査をのぞいて、研究について述べてみよう。

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