日本新産種Flammulina fennae(ハラタケ目,タマバリタケ科)

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  • ニホン シン サンシュ Flammulina fennae(ハラタケモク,タマバリタケカ)

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説明

日本新産種Flammulina fennaeを新潟県産標本に基づき報告した。日本産標本は傘の縁が類白色を帯び,地中に偽根を形成する点,傘表皮の末端細胞がほとんど分岐しない点で原記載と一致した。本菌の核rDNA ITS領域とrpb2遺伝子の塩基配列について最節約法と最尤法で系統解析を行った結果,ITS領域の最尤法解析では単系統性が示されなかったが,その他の解析でこれらは単系統群をなし,本菌のユーラシア大陸北部から日本列島への連続的な分布が示唆された。

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