中学生の日本の伝統文化の継承意識に関する研究-家庭科教科書の分析をもとに-

書誌事項

タイトル別名
  • チュウガクセイ ノ ニホン ノ デントウ ブンカ ノ ケイショウ イシキ ニ カンスル ケンキュウ : カテイカ キョウカショ ノ ブンセキ オ モト ニ
  • A Study on Awareness of Succession to Japanese Traditional Cultures of Junior High School Students:Based on an Analysis of a Home Economics

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type:Article

平成20年の中央教育審議会答申では、「伝統や文化に関する教育の充実」が掲げられた。中学校家庭科の次期学習指導要領(平成29年告示)でも「生活文化の継承・創造」が求められている。そこで中学生の伝統文化に対する意識や実態を把握することを目的として質問紙調査を実施した。結果、継承意識として「身近な日常の生活文化」「住まいに関わる生活文化」「季節に関わる生活文化」の3因子が抽出され、生活経験の多さが継承意識に関連があることが分かった。特に女子は生活上の家事経験として因子1「身近な日常の生活文化」の継承意識が高かった。また、伝統的習い事をしている子どもは因子2「住まいに関わる生活文化」の継承意識が高く、住まいに関する伝統文化に触れる機会が多いことが推察された。

収録刊行物

  • 生活文化研究

    生活文化研究 56 25-34, 2019-03

    大阪教育大学家政学研究会

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