光アクセスネットワークにおける適用誤り訂正による省電力化に関する一検討

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書誌事項

タイトル別名
  • Adaptive Forward Error Correction for Power Savings in Optical Access Network

説明

本研究では、光アクセスネットワークにおける消費電力の増大に対処するため、前方誤り訂正符号 (FEC)の符号化復号化処理に係る消費電力の削減について検討する。光アクセスネットワークでは、伝送距離がユー ザごとに異なる。短距離のユーザは光受信感度に余裕があるにもかかわらず、各加入者装置(ONU)では同仕様の FEC が使われている。本検討では,ONU の消費電力に大きな割合を占めるFEC 処理に着目した。短距離ユーザの 光受信感度余力を有効的に活用し,FEC 処理への負担を軽減することで消費電力の削減を目指す。本稿では、PON システムで用いられているリードソロモン(RS)誤り訂正符号の冗長度とその消費電力の関係について検討した。 伝送距離に対し適切な冗長度を選択することができれば, 短距離のユーザの場合従来のRS(255,223)に比べて1 ビットあたりのFEC 処理の消費電力を最大で87.2%削減できることが分かった。

収録刊行物

  • 信学技報

    信学技報 123 (OCS-330), 49-54, 2024-01-04

    電子情報通信学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050300832960278272
  • HANDLE
    2324/7183371
  • 本文言語コード
    en
  • 資料種別
    conference paper
  • データソース種別
    • IRDB

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