故意犯と過失犯の分水嶺をめぐる理論的変遷の探究

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  • コイハン ト カシツハン ノ ブンスイレイ オ メグル リロンテキ ヘンセン ノ タンキュウ
  • Koihan to kashitsuhan no bunsuirei o meguru rironteki hensen no tankyū
  • The history of the boundary between criminal intent and criminal negligence

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一 はじめに 二 第〇期 (江戸時代における故意犯・過失犯の区別に対する意識) 三 第一期 (故意犯から過失犯に至るまでの「段階」) (一) 「有意」と「無意」の区別 (二) 「過失の標準」の議論が故意・過失の分水嶺に与える影響 四 第二期 (資本主義発展と責任論に基づく故意・過失の区別) (一) 「惡性の發現」としての故意・過失 (二) 「道義」・「倫理」と「動機」説・「認容」説の嚆矢 五 第三期 (故意・過失の分水嶺をめぐる構造の細分化) (一) 「人格責任」としての故意・過失 (二) 「認容」説に対する問題提起と「行為を思いとどまる動機」に着目する見解 六 第四期 (高度経済成長期以後における学説の修正及び整理) (一) 「新たな」認容説 (二) 過失犯論の「二段階構造」と「人格態度」の結合 (三) 「二元的」犯罪論に基づく故意と過失の分水嶺 七 第五期 (学説対立構造の再考及び更なる発展) (一) 「動機説」の修正 (二) 「二段階構造」に対する問題提起と「規範」による働きかけ 八 第六期 (多種多様な見解の登場) (一) 心理的な「絵」としての「表象」と故意・過失の分水嶺 (二) 「量的」な差異に基づく故意と過失の区別 (三) 過失犯中心の犯罪論 九 おわりに

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