WiFi CSIを用いた屋内行動認識のためのバックスキャッタータグを用いたアノテーション手法の検討
説明
WiFi CSI を用いた屋内での行動認識は,老人の見守りやホームセキュリティなど幅広い応用が期待されている.しかし,CSIを用いた行動認識モデルの学習には,ラベル付きの大量のデータが必要であり,データのアノテーション作業に時間・手間のコストがかかる.また,CSIは環境の変化に敏感なため,家具の配置や部屋の間取りが変化する度にデータの再収集やモデルの再学習が必要であり,システムの実用性が低下する.この課題に対処するため,本論文では,データ収集時に周波数シフト型バックスキャッタータグを人に装着し,タグを用いた行動認識の結果を擬似ラベルとして,収集したCSIデータのアノテーションを行うことで,データ収集・モデル再学習のコストを軽減する方法を提案する.システムの実現可能性を検討するため,学内に設置されたスマートホームにシステムを実装し,実験を行った.その結果,提案手法を用いることで,限定された距離の範囲内では,手動のアノテーションなしでモデルを学習できることが分かった.
収録刊行物
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- マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2024論文集
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マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2024論文集 2024 968-975, 2024-06-19
情報処理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050301919497602816
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB