ロングショートダブルパルスを用いたレーザーブレークダウン分光による元素定量分析

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タイトル別名
  • ロングショートダブルパルスを用いたレーザー誘起ブレークダウン分光による元素定量分析
  • ロングショートダブルパルス オ モチイタ レーザー ユウキ ブレークダウン ブンコウ ニ ヨル ゲンソ テイリョウ ブンセキ
  • Quantitative Elemental Analysis Using Long-Short Double-Pulse Laser Induced Breakdown Spectroscopy

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説明

鉄鋼プロセス,ボイラなどの様々な産業プロセスにおいて,物質の元素組成をリアルタイムで計測可能な技術が求められている.鉄鋼プロセスでは,鉄鉱石,コークス,石灰石などを原料として,鋼板などを製造する過程で各プロセス中の成分組成を計測することが求められ,溶融金属の組成などをリアルタイム制御することなどが重要となる.しかし,現在まで,これらの産業プロセスで元素組成をリアルタイムで計測可能な技術や装置は実用化されていない.レーザーを用いた非接触,リアルタイム計測方法として,レーザー誘起ブレークダウン分光法(Laser Induced Breakdown Spectroscopy,LIBS)がある.本研究では,LIBSを用いた元素組成の定量計測を目的に,ロング・ショートダブルパルスLIBSの開発を行った.本手法を鋼材中のマンガン及び炭素計測に適用し,計測の安定性,定量性に優れた特性を有することを実証した.

収録刊行物

  • 光学

    光学 48 (1), 8-12, 2019-01

    日本光学会

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