オンデマンドバスのための乗り換えを含むリアルタイムルートスケジューリング
説明
近年,特に過疎地域において,固定路線バスの不採算路線の代替手段としてデマンドバスが注目され,実用化されている.しかし,多くのデマンドバスが予約にオペレータの介在が必要であるなど利便性が高いとは言えず,また採算性も低い.これに対し,自由な経路を持ち,より低遅延で予約の受理率が高いデマンドバスを自動でスケジューリングするシステムの研究が行われている.しかし,これらの研究では主に都市の中心部を対象としており,過疎地域においても運用した場合の採算性が十分に考慮されていない.本稿では過疎地域においての運行も想定して,徒歩移動とデマンドバス間または鉄道など既存交通との乗り換えをナビゲートするデマンドバスのシステムを提案する.本システムにおいて,デマンドバスは自由な経路を走行するが,ユーザに対しデマンドバスの迂回が少なくなる乗降地点まで徒歩経路を案内し,乗り換えも案内する.これによりデマンドバスの迂回経路を削減し,運行の効率化を図る.
収録刊行物
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- 第24回マルチメディア通信と分散処理ワークショップ論文集
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第24回マルチメディア通信と分散処理ワークショップ論文集 2016 9-16, 2016-10-12
情報処理学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050303177621846528
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB