書誌事項
- タイトル別名
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- シンテイコク ノ ホウチ シュギ コウテイ ト ホウジュツ
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説明
戦国後期に東方の斉で形成された黄老道は、その後、秦帝国の急激な興亡を経て漢王朝が成立するに及び、漢帝国を運営する政治理論として重大な役割を果たし、遂に思想界の主導的地位を占めるに到る。概括的に観ればこうした趨勢は、思想界全般の潮流が、法家思想から黄老道へと大きく転換したことを意味する。それでは、秦に採用された法術思想は、何故に黄老道に途を譲らなければならなかったのであろうか。小論では、上記の思想的転換を生じた原因を探る一環として、戦国期に法術思想が形成される経緯を通して法術思想自体が持つ性格を把握した後、更に秦帝国に至り初めて出現した皇帝概念の性格と法術思想との関係を検討し、秦の法治主義の問題点を考察することとしたい。
収録刊行物
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- 島根大学教育学部紀要. 人文・社会科学
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島根大学教育学部紀要. 人文・社会科学 17 1-45, 1983-12-25
島根大学教育学部
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050303465335091968
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- NII論文ID
- 110006934315
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- NII書誌ID
- AN00107952
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- ISSN
- 02872501
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- NDL書誌ID
- 2704680
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
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- CiNii Articles