胸部X線画像病変検出ソフトウェアCXR-AID の 病態別有用性のパイロットスタディ第1部 ~健診において~

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タイトル別名
  • Pilot Study on the Effectiveness of the CXR-AID software at Detecting Potential Lesions on Chest X-rays : Part1‒ Health Screening

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背景:当院では2022年12月からAI 技術を活用した胸部X線写真の病変検出ソフトウェアであるCXR-AID を導入し,健診や診療で用いている.CXR-AID がどのような使用法が適するかを調査するためにパイロットスタディを行った.方法:診療録を用いてデータを収集し,後ろ向き解析を行った.2023年4月から2024年3月までに当院健診センターで胸部X線写真を受けた198例を解析した.CXR-AID スコアの有用性を評価した.結果:CXR-AID スコアは20.7%(41/198)で15点以上であった.読影医により3.5%(7/198)が要精検と判定された.CXR-AID スコアが読影医による要精検の判定と一致するかを評価した.CXR-AID スコア15点をカットオフとした場合の感度は71.4%,特異度81.1%,陽性的中率12.1%,陰性的中率98.7%であった.結語:健診において,要精検に対するCXR-AIDの陰性的中率はきわめて高かったが,陽性的中率は低かった.本研究を基にさらなる調査を行いたい.

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