書誌事項
- タイトル別名
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- 2セイブン ヘイチ コンショクケイ ノ カンダンカン
- Thermal Feelings affected by 2-Color Juxtapositional Mixing Systems
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説明
1. 暖色および寒色を並置混色した場合の寒暖感は主として暖色の属性によってきまり, 寒色の属性にはあまり影響されない。 / 2. 寒暖感が転移する点における暖色の面積率は次の性状式によって示される。A'=-166.6-328.6×(1)-171.4×(2)+86.3×(3)+59.4×(4)+I{100×(1)1.8-31}|^1.5ただし式中A' : 寒暖感転移点における暖色面積率(%), (1) : 暖色のX刺激値=X_R, (2) : 暖色および寒色の平均明度=(Y_R+Y_B)/2, (3) : 寒色のZ刺激値=Z_B, (4) : 正味に近いと考えられる計算上の赤味の量=(X_R-Z_R)-(Z_B-X_B)で, 添字のRは暖色を, Bは寒色を示す。 / 3. 並置混色の場合の転移点の暖色面積率とムーン, スペンサーのいうバランスポイントの中性点における暖色面積率とは殆んどの場合は非常に異り, 後者では暖色の効果が著しく減殺される。しかし相違しない場合も予想される。 / 4. 7.5YR9/4の暖色と2.5B8/6の寒色と温熱に関する感情効果が等価であると考えられる。一般に温熱に関する暖色の効果は寒色に較べて約3倍ほど大きい。 / 5. 寒暖感は暖色の効果に大きく支配されるので暖色が鮮明で視認度が大きいほど寒暖の感情を知覚しやすく不鮮明になるほど寒暖いずれにも属しない不確定な感情効果の範囲が大きくなる。
収録刊行物
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- 大阪市立大学家政学部紀要
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大阪市立大学家政学部紀要 16 71-76, 1968-11
大阪市立大学家政学部
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050303951699932800
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- NII論文ID
- 120005990022
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- NII書誌ID
- AN00029531
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- ISSN
- 04734742
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- NDL書誌ID
- 962633
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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