北陸地方西方沿岸及びその周辺域における最近の地震活動について

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タイトル別名
  • Recent Seismicity in and around the western-coastal line at Hokuriku district

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説明

北陸地方西岸部, 若狭湾付近は, 地表面の活断層トレースや地形的に見ても, 特徴的な地域であると理解できる。当地域は, 京都大学防災研究所北陸観測所の観測網に近く, 比較的均質に震源情報が得られている。また近年, 福井地震(1948, M7.1)に代表される被害地震の発生も認められる地域である。本小論は, 観測網で得られた情報を用いて, 幾つかのエリアについて震源の再決定をし, 地震活動の並びについて評価した。また, 地表付近で得られている活断層のトレースとも比較を行った。再決定された地震群の中で, 規模の大きいもののメカニズムを求め, 並び, トレースとの比較も行った。結果, メカニズムと地震の並びは一致するものが多く, トレースとの一致はなかなか認められなかった。このことは, トレースが現在の地震の発生過程, 原因となる応力場の反映を示しているとは限らないことを, 示唆しているのかもしれない。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050564285647132544
  • NII書誌ID
    AN00027784
  • ISSN
    0386412X
  • HANDLE
    2433/129041
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    departmental bulletin paper
  • データソース種別
    • IRDB

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