TDMAマルチホップセルラシステムの周波数利用効率と劣化率に関する理論的評価
書誌事項
- タイトル別名
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- Theoretical Evaluation of Spectral Efficiency and Outage Probability of TDMA Multihop Cellular Systems
- TDMA マルチホップセルラ システム ノ シュウハスウ リヨウ コウリツ ト レッカリツ ニ カンスル リロンテキ ヒョウカ
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説明
マルチホップ伝送を導入したTDMAセルラシステムについて, 雑音制限下のシングルセル環境における周波数利用効率と劣化率を定式化し, 数値評価を行った.また, 近似の利用により, 干渉制限下のマルチセル環境においても数値評価を行い, シミュレーション結果と比較検討した.定式化においては, マルチホップ伝送とシンボルレート制御の共通点に着目し, 適応シンボルレート制御を行うTDMAセルラシステムの特性評価法と同様の手法を用いた.評価にあたっては, 特にマルチホップ伝送の導入に伴う周波数利用効率の低下を考慮した.その結果, シングルセル環境においては, マルチホップ伝送の導入により若干の周波数利用効率の低下と引換えに, 許容劣化率を満たすセルカバレッジの拡大が可能であることを明らかとした.また, マルチセル環境においては, マルチホップ伝送の導入により許容劣化率をより小さいセル繰返し数で実現でき, 結果として周波数利用効率の向上が見込めることを明らかとした.
収録刊行物
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- 電子情報通信学会論文誌B
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電子情報通信学会論文誌B J89-B (6), 926-934, 2006-06
電子情報通信学会(IEICE)
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050564285755845120
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- NII論文ID
- 110007378829
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- NII書誌ID
- AA11325909
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- ISSN
- 13444697
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- HANDLE
- 2433/193060
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- NDL書誌ID
- 7982983
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- NDLサーチ
- CiNii Articles
- KAKEN