<論文・報告>イトゴカイ及びイトゴカイの分泌粘液中に存在するアミノ酸及びペプチドの探索

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タイトル別名
  • Detection of amino acids and peptides in body and secreted mucus from marine polychaetes, Capitella telera

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抄録

泥中に生息している海産イトゴカイ(Capitella teleta)の体内及び分泌粘液中の分子量320以下のアミノ化合物をアミノ基に対する誘導化と液体クロマトグラフィー・タンデム質量分析(LC-MS/MS)を用いたプリカーサースキャンにより検出した. アミノ酸に関しては, イトゴカイの分泌粘液中でグルタミン酸, アラニン, プロリンの割合が体内での割合に比べ高かった. これらのアミノ酸が分泌粘液中に分泌され機能を発揮する可能性が示唆される. また, 分泌粘液中に, グルタミン酸またはアスパラギン酸とバリン, ロイシン, イソロイシンから構成されるジペプチドの存在が推定された. 加えて, プロダクトスキャン分析で同定できない低分子化合物の存在を見出した. これらのジペプチドおよび低分子アミノ化合物も生理活性を持つ可能性が示唆される.

収録刊行物

  • ELCAS Journal

    ELCAS Journal 3 72-78, 2018-03

    京都大学学際融合教育研究推進センター高大接続科学教育ユニット

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050564285810795520
  • NII論文ID
    120006457142
  • NII書誌ID
    AA12881679
  • HANDLE
    2433/230594
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    journal article
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

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