韓国におけるサービス産業の現状と韓・中間の協力可能性

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  • カンコク ニオケル サービス サンギョウ ノ ゲンジョウ ト カン・チュウカン ノ キョウリョク カノウセイ
  • Kankoku niokeru sabisu sangyo no genjo to kan chukan no kyoryoku kanosei
  • Current status of Korean service industries and the possibility of co-operation between Korea and China

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韓国経済に占めるサービス産業の割合は80年代以降,持続的に上昇してきた。しかし主要先進国に比べて韓国経済のサービス化はまだ低い水準に止まっている。サービス産業の割合の上昇とともに製造業生産のためのサービス産業の役割も徐々に大きくなり,サービス産業と製造業間の相互補完的な連関関係ももっと深くなっている。そのため今後の産業政策は,製造業とサービス業の相互補完的役割を充分に認識しながら過去の製造業中心の政策から脱して製造業とサービス業の均衡のある発展を誘導する方向に政策転換が求められている。また,サービス産業政策は生産性向上とサービス産業内の構造高度化に重点を置くべきである。一方,韓国の最大輸出相対国である中国は2001年WTO加入以後,サービス市場の開放を急いでいる。今後製造業分野における両国間の経済統合の進展は最終的にサービス分野の統合につながると予想されるため,サービス産業における韓・中間の協力は次第に加速するとみられる。

唐木圀和教授退任記念号 中国経済特集

Journal

  • 三田商学研究

    三田商学研究 49 (2), 57-72, 2006-06

    慶應義塾大学出版会

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