化学物質過敏症訴訟における問題点 : 薬剤副作用との比較の観点から

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タイトル別名
  • カガク ブッシツ カビンショウ ソショウ ニオケル モンダイテン : ヤクザイ フクサヨウ トノ ヒカク ノ カンテン カラ
  • Kagaku busshitsu kabinsho sosho ni okeru mondaiten : yakuzai fukusayo tono hikaku no kanten kara
  • Lawsuits issues of chemical sensitivity

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Ⅰ.本稿の視点 Ⅱ.化学物質による健康被害に関する医学的知見と訴訟における因果関係 1.医学における諸知見の科学的証拠としての証明力―「集団に作用すること」と「個人に作用すること」の違い― 2.薬剤安全性に関する薬事規制 3.薬剤副作用に関する法的紛争における因果関係の認定 4.化学物質過敏症訴訟の場合 Ⅲ.化学物質過敏症の疾患概念の問題 1.化学物質過敏症の定義と診断基準 2.いわゆる「化学物質過敏症」の分類 3.シックハウス症候群と多種化学物質過敏症 4.客観的諸検査 5.治療 6.厚生労働省「室内空気質健康影響研究会」の報告書について Ⅳ.化学物質過敏症訴訟の動向 1.裁判例 2.症状(病態)の存在の有無について 3.化学物質への暴露と健康被害との因果関係 4.過失について 5.損害の範囲の問題 6.医薬品副作用の場合との比較 Ⅴ.化学物質による健康被害の補償制度の可能性―医薬品副作用被害救済制度を参考に― 1.化学物質過敏症患者の窮状 2.医薬品副作用被害救済制度 3.若干の実務的問題

論説

収録刊行物

  • 慶應法学

    慶應法学 1 63-102, 2004-12

    慶應義塾大学大学院法務研究科

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