行動新制度派経済学の可能性

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タイトル別名
  • コウドウ シン セイドハ ケイザイガク ノ カノウセイ
  • Kodo shin seidoha keizaigaku no kanosei
  • Toward behavioral new institutional economics

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抄録

type:text

今日,最も注目されている研究分野の一つは行動経済学である。行動経済学とファイナス分野の理論が補完し合って展開されている研究は,行動ファイナスと呼ばれている。また,ゲーム理論と行動経済学を結びつける研究は行動ゲーム理論と呼ばれている。そして,契約理論と行動経済学を結びつける研究は行動契約理論と呼ばれている。こうした状況で,最後に残された可能性は取引コスト理論,エージェンシー理論,所有権理論からなる新制度派経済学と行動経済学の関係だけである。本論文では,この残された可能性を追求し,何よりも「行動新制度派経済学」が可能であり,それは実り豊かな研究であることを論証する。

樫原正勝教授退官記念号 論文

収録刊行物

  • 三田商学研究

    三田商学研究 51 (4), 59-79, 2008-10

    慶應義塾大学出版会

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