Λ項とバリオンの入ったゆらぎの方程式

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タイトル別名
  • Perturbation Equations with Λ Term and Baryon
  • ラムダコウ ト バリオン ノ ハイッタ ユラギ ノ ホウテイシキ

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説明

2003年2月に出たWMAP(Wilkinson Microwave Anisotropy Probe-Wilkinson・マイクロ波異方性探査衛星)の観測結果[1]によると,Λ項(宇宙定数)の存在がほぼ確実となった.今までCMB (Cosmic Microwave Background) の非等方性を記述するゆらぎの方程式には,Λ項かバリオンのどちらか一方のみを含んだ形にしかなっていなかった.この論文ではΛ 項およびバリオンの両方が入ったゆらぎの方程式を導いた.その数値計算の結果は,まだいくつかの問題はあるものの,cmbfastの計算結果[8, 9]に近くなることがわかった.これらの結果を使い我々はCMBパワースペクトルにおいて予測される物理的過程を考えた.

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