医療倫理 : エホバの証人の輸血拒否をめぐって (廣岡正久教授定年御退職記念号)

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抄録

一.はじめに 二.問題の所在―その限定 三.エホバの証人である患者に、手術に際して、輸血の可能性があることを説明せず、その同意を得ないで輸血をして救命した場合 四.輸血の可能性を説明したところ、患者が輸血を拒否したのでその意思にしたがって輸血をしないで手術をしたために失血死させた場合 五.患者が意識を失っている場合に、患者がエホバの証人であり、輸血拒否の意思をもっていることが分かった場合 六.患者の家族がエホバの証人であり、患者である子どもの輸血を拒否した場合 七.エホバの証人である患者に養育・扶養を必要とする親族や子どもがいるとか、その患者が妊婦であり輸血をしなければ胎児の生命にも危険があるという場合 八.おわりに

収録刊行物

  • 産大法学

    産大法学 43 (3/4), 807-841, 2010-02

    京都産業大学法学会

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