『絶歌』の〈舌禍〉 : 「表現の自由」をめぐって

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タイトル別名
  • Zekka (unfortunate slip of the tongue) of “ZEKKA”
  • ゼッカ ノ ゼッカ : ヒョウゲン ノ ジユウ オ メグッテ

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説明

本稿では、元少年Aという匿名で出版された問題作「絶歌」(二〇一五年六月)について、まず、その問題性や文学性を指摘した。続いて、「表現の自由」をめぐる戦後の主な文学裁判を瞥見しつつ、「表現空間」(及び言論空間)の成立条件を確認した。さらに、言語の記号性に着目して、表現そのもの(あるいは「表現の自由」)を傷つけることなく、著者の創作活動と「絶歌」というテクスト自体への批判の可能性を吟味している。

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