日本経済の長期停滞とデフレに関するケインジアン的説明

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タイトル別名
  • ニホン ケイザイ ノ チョウキ テイタイ ト デフレ ニ カンスル ケインジアンテキ セツメイ
  • A Keynesian Explanation of the Long-term Stagnation and Deflation in the Japanese Economy

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抄録

type:Article

バブル崩壊後の日本経済の長期停滞とデフレに関しては様々な説が展開されてきたが1),その克服のために財政政策の活用が重要であるという説は財政状況が悪化する中で2000 年代以降ほとんど見られなくなった。本稿は,日本経済の長期停滞とデフレは大幅な需要不足によるものであること,需要不足を解消するためには経済全体の支出性向を引き上げる必要があること,そのためには財政政策の活用が有効であることを論じるものである。以下で展開する議論の枠組みも主張もいわば旧来型のケインジアンに属するものであるが,バブル崩壊後の日本経済の長期停滞の要因とそれを克服するための財政政策の有効性について分かり やすく説明できているのではないかと考えている。

identifier:1348-6403

identifier:https://repository.tku.ac.jp/dspace/handle/11150/6446

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