非線形コンバイナ型乱数生成器の特性 : 線形複雑度, 相互情報量, 無相関性について

書誌事項

タイトル別名
  • ヒセンケイ コンバイナガタ ランスウ セイセイキ ノ トクセイ センケイ フクザツド ソウゴ ジョウホウリョウ ムソウカンセイ ニツイテ
  • Some Properties on a Non-Linear Combiner Function : On Linear Complexity, Mutual Information and Correlation Immunity

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説明

擬似乱数生成器は,スペクトル拡散通信や共通鍵暗号方式の一つであるストリーム暗号等に用いられ,特に複数の線形フィードバックシフトレジスタ(LFSR)の出力を非線形結合した擬似乱数生成器(NLCRG)は構造が単純であることから,実用上重要視されている.しかしながら,NLCRGでさえその性質,特に出力系列の性質が完全に解明されているわけではない.先に森安,森井,笠原らはNLCRGの一つの部分クラスであるダイナミック型乱数生成器(DRG)を提案し,その出力系列の解析を試みた.本論文では,DRGの更なる解析を行うとともに,NLCRG のクラスの中でのDRGの位置付け,及び一般的なNLCRGの性質,特に線形複雑度,相互情報量について考察を加えている.また,無相関性を有する非線形回路をDRGによって簡単に構成する方法を与えている.

収録刊行物

  • 電子通信学会論文誌. A

    電子通信学会論文誌. A J83-A (10), 1169-1179, 2000-10-20

    Institute of Electronics, Information and Communication Engineers

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (21)*注記

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