成人看護学実習(急性期)における関連図活用の学習効果

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タイトル別名
  • セイジン カンゴガク ジッシュウ キュウセイキ ニ オケル カンレンズ カツヨウ ノ ガクシュウ コウカ
  • Learning Effects of Use of Sequence of Events in Adult Nursing Practicum (Acute Period)

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type:Article

関連図(Sequence of events)は看護学臨地実習において学生の患者理解のために活用されることが多いが,その効果については報告されたものは少ない。本報では成人看護学実習(急性期)における関連図活用の学習効果について実習終了後の学生43名を対象に質問票を用いて調査を行った。高得点を示した質問項目は「患者の病態が理解しやすい」,「看護診断の関連因子が把握しやすい」,「患者の全体像が理解しやすい」,「関連図作成に時間がかかる」であった.さらに因子分析した結果,「看護過程展開能力」,「患者の背景理解」,「関連図作成の煩わしさ」,「思考能力の向上」の4因子が抽出された。学生にとって関連図作成は,患者理解および看護過程展開において有効であり,さらに看護過程展開にはクリティカルシンキング能力が必要不可欠で思考能力向上に寄与するものと示唆された。一方,関連図作成には時間がかかり負担に感じていることがわかった。

identifier:奈良県立医科大学医学部看護学科紀要 Vol.2 p.1-6

identifier:13493884

identifier:http://ginmu.naramed-u.ac.jp/dspace/handle/10564/182

identifier:奈良県立医科大学医学部看護学科紀要, 2: 1-6

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