The Reciprocal Relationship between Climate Change Education and the TESOL Classroom

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抄録

エネルギーの消費量と国際的な二酸化炭素排出量の増加に伴い,我々や我々の子孫へと問題提起された,気候変動の危険性に対する知識や認識は,これまでになく危機迫るものとなってきた。しかしこのような状況にも関わらず,人々が問題認識をしている日本においてさえも,気候変動に対する姿勢は個人のものというよりは国際的なものに限られており,エネルギー消費,特に食肉消費の増加を通して,個人の消費習慣は増加傾向にある。それと同時に,TESOLにおいては,国際問題を取り入れたコースと内容言語統合型学習を通して,より内容重視型の教授法へ組み入れる方向へと変化してきている。したがって,気候変動についての教育は,これらのコースに理想的に合致する内容であり,学生は言語と,研究,ディスカッションやプレゼンテーションといった学術的なスキル,気候変動に関する重要な知識や,個人が行える継続可能な日常生活の変化を起こす方法を学ぶことで,国際人としての役割理解へと導くものである。本論はTESOL コースにおいて,この問題がもつ緊急性に由来した気候変動についての教育が,著者と国際的に活躍する同業者の機関において,未来の気候を持続可能にするための知識や行動に加え,彼らがどのように言語的,学術的スキルを身につけさせたかについて論証するものである。

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