日本の中等教育における国際バカロレア導入の利点と課題 ―特別活動に着目して―

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タイトル別名
  • ニホン ノ チュウトウ キョウイク ニ オケル コクサイ バカロレア ドウニュウ ノ リテン ト カダイ : トクベツ カツドウ ニ チャクモク シテ
  • The Advantage and Problem of Introduction of International Baccalaureate into Secondary Education in Japan: Focusing on Extra-class Activities

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抄録

グローバル化の進展の中で、グローバル人材の養成が求められている。そのための有力な一手段として、国際バカロレアの導入がある。本稿では、国際バカロレアの理念やカリキュラムを概観し、それを日本の中等教育に導入する利点や課題について考察する。とりわけ、教科以外の活動に注目する。日本では、学級活動や生徒会活動、学校行事といった特別活動がカリキュラム内に位置付き、必修になっている。国際バカロレアは教科外活動をいかに位置付け、その内容は、日本の特別活動とどのくらい親和性があるのか、相違点からはなにを学ぶことができるのかを、国際バカロレア機構の文書やワークショップ、実践校への聞き取り調査から明らかにする。国際バカロレアの中等教育プログラムの導入は、従来の特別活動を妨げず、むしろ、特別活動と教科や実社会との連携を強めていくことが期待できる。

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