日本の地域包括ケアシステムにおける「セルフマネジメント支援」 の確立

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タイトル別名
  • ニホン ノ チイキ ホウカツ ケア システム ニ オケル 「 セルフマネジメント シエン 」 ノ カクリツ
  • Implementation of self-management in the community-based integrated care system of Japan

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説明

地域包括ケアシステムにおけるセルフケアやセルフマネジメントの考え方を整理し、 今後の日本の健康づくりの中心となる、 これらのセルフケア等に関する施策のあり方について示した。 \\n 政府が高齢患者のセルフマネジメントをサポートする (セルフマネジメントサポート) ために医療現場の専門的知識を利用するために情報提供および支援を行い、 当事者が自らの症状について理解し、 適切な行動に移すことができるようになる。 \\n そして、 これによって、 患者自身がより優れた自己管理を行うことができるようにすることが英国が、 ここ10年間、 実施してきた医療施策の根幹である。 これを日本で実現できるかどうかが、 今、 まさに問われている。 \\n日本では地域包括ケアシステムの下で医療や介護、 社会的サービスが提供されることとなる。 しかし、 このシステムの基盤は住民が自身の症状を自己管理 (セルフマネジメント) できるようサポートできるようになることが前提である。 \\n その方法として、 患者の意思決定への関与を奨励し、 当事者に自らの症状とそのケアについて情報提供を行い、 健康的行動を奨励し、 さらに当事者が専門的支援をいつ、 どのように、 求めるべきかについてもサポートすることができるようなサービスとしての 「セルフマネジメント支援」 が確立されなければならない。 \\n このサービスが地域包括ケアシステムのサブシステムとして包含され、 機能するかが今後の課題であり、 この達成に際しては、 市町村のマネジメント力の強化が必須となる。

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