介護福祉士養成における地域福祉教育の効果と課題

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タイトル別名
  • A study of the effects and problems of a community-based training course for care workers
  • カイゴ フクシシ ヨウセイ ニ オケル チイキ フクシ キョウイク ノ コウカ ト カダイ

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抄録

介護福祉士養成教育は、新カリキュラムへの移行に伴い科目構成が大きく変化した。その中で、「レクリエーション活動援助法」は無くなり、「社会福祉援助技術論」「社会福祉援助技術演習」といった科目は新たな科目の中に一部内容を留めるだけとなった。そこで、本稿はその内容が不要であったのかを検証するため、「社会福祉援助技術演習」の中で「グループワークの演習」として実施してきた春日部市主催「介護予防教室」でのレクリエーションを例にその内容・展開を報告し、「失われた科目」内の介護福祉士養成教育に必要だと思われる要素を抽出し、若干の提案を試みることとした。 その結果として、「失われた科目」の中から今後の介護福祉士養成にも必要とされる1. レクリエーション等を媒介としたグループワークの実施 2. 地域福祉への関心を育むこと、そのためには3. 地域と養成校の連携を継続的に授業内容へと組み入れることが、実践的な介護福祉士の養成に必要であるとした。そして、その実現に向かっては、新カリキュラムにおいても授業を実施する介護福祉士養成機関の総合的な教員間の連携・調整において取り組む事を今後の課題とする。

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