介護技術講習会における介護過程教育方法の試み : ICFモデルの活用と事例記載シートの考案

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タイトル別名
  • A trial of a care process education method in a care work class : Inflection of an ICF model and example mention sheet
  • カイゴ ギジュツ コウシュウカイ ニ オケル カイゴ カテイ キョウイク ホウホウ ノ ココロミ ICF モデル ノ カツヨウ ト ジレイ キサイ シート ノ コウアン

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抄録

2005年度に厚生労働省の施策変更により急遽導入された介護福祉士国家試験の実技試験に代わる介護技術講習会について、本県への開催要請を達成するために、県内の介護福祉士養成施設4校と介護福祉士会が協議を重ねながら、本講習会の開催を決定した。本学においても様々な課題解決を図りつつ、これを実施して2年が経過している。本講習会のために作成されたテキストの中核をなす考え方は、ICF(国際生活機能分類)による『人が生きること』の総合的把握による介護過程展開の基礎理解を意図して編集されている。この新しいICFの考え方は、現状の介護福祉教育の中において、また、現場の介護職の中においても浸透しているとは云えない情況にあった。この情況の中、今回、学習背景が多彩な受講生に対し、本講習会の重要な教育目標であるICFの考え方を取り入れた介護過程展開の基礎を限定された時間の中で教授するにあたり、ICFモデルを活用した本学独自の介護過程展開シートの考案に至った。これを用いて介護過程展開の基礎を初心者に理解してもらうために行った教育実践の効果について報告する。

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